2009年1月9日金曜日

華麗なる一族








金融業界と国家権力との癒着、人間の生き様を通してこれらの内幕を描いた作品です。

阪神銀行頭取の万俵大介は、都市銀行再編の動きを前に、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死であった。
長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じて、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手し、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。
さらに、米国企業からの増注契約をキャンセルされて危機に陥った鉄平であったが、旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれる。
しかし、その矢先、熱風炉が爆発するという事故が起こる。
一方、大同銀行の専務と結託した万俵大介は、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされる最中、上位の大同銀行との合併をはかる。
そして鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。
その頃、帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成が始まっていた。

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